Compositor: Ayase & R-Shitei
傷ありのさすらいの身
痛みに鈍感な僕たち
もう錆びついたりはしない
野晒上等の切先
悪までも感覚的に
正しいと思えた道を
僕たちは騙し騙し走ってきたんだ
間違いの一つや二つはあった
摩り込まれた相対的な
幸せに興味などない
譲れないもの守るためこの
頭を捻る刀を握る
十字路で交差
昨日のようだ
記憶の奥で目を覚ます動乱
いとも簡単
見入られそうだ
真っ赤な雨が奏でる鎮魂歌
儚く散る亡者手招いてる門番
身の内から焼き付く業火
地獄だろうが
天国だろうが
見てる前先を急ごうか
傷まみれなんだ特区に
かさぶたもう一度剥がし
飛天高く飛び立つために
しゃがみ込んだこの姿を
笑いたきゃ笑えばいい
汚れてなお空を睨む
僕たちはきっと誰より美しいぜ
さあ今日も耐えてみせる
怒ろく生きるのさ
誰彼の楽敵な
正しさに怯えた日々を
僕たちは流し変え走ってきたんだ
間違い探しはうんざりなんだ
網打された朗楽的な
笑顔は味がしない
噛めば噛むほど
溢れる出涸に
おしゃべりもできない
振り上げる新年のおさめ処見失った鞘
綺麗な思い出だけじゃ詰れない腹首切れなけりゃ無残
三枚に下ろされてさらば厳世こそ修羅
馬鹿さと完成と変遅街て浴びて清めてく体
傷ありのさすらいの身
痛みに鈍感な僕たち
もう錆びついたりはしない
雨晒しもはじさらしも吉兆
傷まみれなんだ特区に
かさぶた何度も剥がし
飛天高く飛び立つために
しゃがみ込んだこの姿を
笑いたきゃ笑えばいい
汚れてなお空を睨む
僕たちはきっと誰より飛べる
たとえ今日が腐った日でも
明日がもっと終わっていても
ひとりくらいはこんなのでも
愛してくれると本気で信じてるぜ
ああいつかいつの日にか
泥の中に咲いて雲の上で散るのさ
ああ馬鹿みたいな日々を
生き抜いてみせるのさ